数日前、「闇金ウシジマくん」のDVDをまた見た。
面白くて大好きなのだが、最近聞いた話では、あんな風に事務所を構えている闇金はもうほとんどいないのだという。
今の闇金はほとんど携帯一本で商売していて、居場所もわからないらしい。
相場も「ミナミの帝王」の時代はトイチで、「ウシジマくん」の時代はトゴだったが、最近はトサンぐらいの「ソフト闇金」が伸びているらしい。
「ソフト闇金」?なんじゃそれは?
対応が比較的親身で、金利も最近主流のトゴより安めで、返済が遅れてもちょっとぐらいなら対応してくれるんだとか。
でも改心して良心的になったわけじゃなくて、弁護士に駆け込まれないやり方をした方が賢いと気づいただけ。
闇金に借りたら早晩行き詰まり、激しい取り立てに遭うことは変わりない。
それを解決できるのは、弁護士・司法書士などの法律家だけだ。
警察は基本的に脅迫・暴行・器物損壊などが起きてからでないと動いてくれないし、携帯電話しかわからない相手では即応もできない。
ただし、法律家といっても、闇金に強い弁護士でないと話にならない。
不慣れな人だと引き受けておきながら、闇金の脅しにビビッて、依頼者を放置したりするのだとか。
ともあれ、この世には変わらないものなど何ひとつない。
闇金ですら、この10年20年で大きく変わってきてるのだと感じた。