慰謝料は全体の一部

交通事故で被害者になると保険金が支払われる。

これを慰謝料というと思っていないだろうか?

私も以前はそういう理解をしていた。

しかし、正しくは慰謝料は損害賠償を構成する多くの費目の一部に過ぎないのだ。

しかも、慰謝料と名のつくものだけで3つもある。

傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料だ。

傷害慰謝料は必ずあるが、残り二つは受け取れる場合もどちらか片方だけだ。

後遺障害を背負って生きているか、死んでいるかのどちらかで、両方に該当することはできないからだ。

治療費は傷害慰謝料とは別。

後遺障害のために残りの生涯で減る収入を補償する後遺障害逸失利益も後遺障害慰謝料とは別だ。

同様に、事故で死んだ場合は、死亡慰謝料と死亡逸失利益の両方を請求できる。

ちょっとややこしいが、言いたいのはこうだ。

交通事故損害賠償には多くの費目があり、漏れなく相場通りに請求しないと、大損するぞ、と。

詳しくは下記サイトで。

交通事故の「慰謝料」について

闇金今昔物語

数日前、「闇金ウシジマくん」のDVDをまた見た。

面白くて大好きなのだが、最近聞いた話では、あんな風に事務所を構えている闇金はもうほとんどいないのだという。

今の闇金はほとんど携帯一本で商売していて、居場所もわからないらしい。

相場も「ミナミの帝王」の時代はトイチで、「ウシジマくん」の時代はトゴだったが、最近はトサンぐらいの「ソフト闇金」が伸びているらしい。

「ソフト闇金」?なんじゃそれは?

対応が比較的親身で、金利も最近主流のトゴより安めで、返済が遅れてもちょっとぐらいなら対応してくれるんだとか。

でも改心して良心的になったわけじゃなくて、弁護士に駆け込まれないやり方をした方が賢いと気づいただけ。

闇金に借りたら早晩行き詰まり、激しい取り立てに遭うことは変わりない。

それを解決できるのは、弁護士・司法書士などの法律家だけだ。

警察は基本的に脅迫・暴行・器物損壊などが起きてからでないと動いてくれないし、携帯電話しかわからない相手では即応もできない。

ただし、法律家といっても、闇金に強い弁護士でないと話にならない。

不慣れな人だと引き受けておきながら、闇金の脅しにビビッて、依頼者を放置したりするのだとか。

ともあれ、この世には変わらないものなど何ひとつない。

闇金ですら、この10年20年で大きく変わってきてるのだと感じた。