今年のはじめにある女性から水素水というものを勧められた。
内心、また変な健康食品が流行りだしたな、と思った。
水素が体にいいって?
自分は根っからの理科系で、大学も理学部だが、そんな話は一度も聞いたことがない。
その女性は、水素自動車とか水素電池の話も持ち出して、これからは水素の時代と語った。
たしかに工業的分野では注目されているが、人間の健康とは話が別だろう?
ゲルマニウムが美肌にいい、という俗説と似たニオイがする話だと思った。
しかし、あまりしつこく勧めてくるので、念のために調べてみたら、水素水の大元には太田成男という大学教授がいる。
調べてみるとミトコンドリア研究で業績を残している立派な生物学者だ。
そこで彼の著書「水素水とサビない体」を取り寄せて読んでみた。
どうやら水素水というものは本物らしい。
活性酸素についても知見を得た。
活性酸素って、そりゃ何だ?と思っていたのだ。
酸素の化学的な形態群で、いろんな病気や老化の原因とされているが、最近発見されたものらしい。
この本の中でも学者仲間が酔って「俺は活性酸素は絶対認めないからな」と絡んでくる話がでてくる。
とにかく、活性酸素というのは本当にあって、本当に健康に害をなしている。
ただし、人体で一定の役割を果たすものもあって、すべてを排除するのは逆によくない。
水素水は悪玉活性酸素だけを選択的に排除してくれるそうだ。
まあ、以上がその本の一番大切な内容。
本にすっかり感銘を受けて、それなら自分で試してみようと定期購入を申し込んだ。
慢性化していた炎症が治り、疲れも取れやすいようなので、やはり効果はあるみたい。
この体験を件の女性に話して水素水を進めると、「もともと勧めたのは私よ」と笑われた。
水素水に興味を持つ人は、下記のサイトが網羅的でいいと思う。